祈りは聞かれる

元旦礼拝説教要旨 Ⅰヨハネ5章13-15節

 

Ⅰ;祈りの確信

 祈りは聞かれます。これこそ私たちの確信です。ヨハネは、福音書に続き、手紙を書きました。その目的は、イエス様を信じてクリスチャンとなった人たちが「永遠のいのちを持っていることを、よくわからせるため」です。ですからじっくりヨハネの手紙を読むことをお勧めします。ヨハネは、このことが良く分かり信仰が強められるために、祈りが必要だと言っているのです。だから13節に続いて、14節では祈りについて教えているのです。なぜなら、私たちが確信を持って歩むことが、神様の願いであり、御心だからです。まずそのことを、心に留めましょう。私たちは、この確信をもってさらに、神様に祈り求めることが出来ます。

 

Ⅱ;神の御心を求める

 祈りは聞かれます。これこそ私たちの確信です。しかしそのために一つ大切な条件があります。それは「何事でも神の御心にかなう願いをするなら」という部分です。このことは、私たちの祈りが聞かれるために重要なポイントです。

 イエス様も「主の祈り」の中でこのことを教えています。イエス様は、「御名があがめられまるしょうに。御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。」と教えて下さいました(マタイ6:9-10)。この祈りは、神様だけが礼拝され、賛美されますように、神様の支配が天で満ちているように、地でも満ち溢れるようにという祈りです。そしてこの祈りは、「私は神様を礼拝します」という告白の祈りでもあり、私の心が神様のご支配を受けられるようにと言う祈りなのです。これが神様の御心にかなう願いであり、祈りです。私たちは、何でも祈ることが出来ます。けれども、神様の御心を求める祈りを忘れるならば、それは、自己中心、自己満足の祈りとなってしまいます。皆さんの祈りは、神様への賛美と神様の支配を喜ぶ祈りとなっているでしょうか。

 

Ⅲ;信じて感謝

 祈りは聞かれます。私たちの心が神様の御心を知り、祈るなら祈りは聞かれます。だから後は、信じて感謝するだけでよいのです。

 神様の答えは3種類あります。神様がすぐに祈りに答えてくださることがあります。また神様は、時に「待て」という答えをすることがあります。そんな時私たちは、さらに祈り、心を主の前に整えることが大切です。そしてもう一つの答えは、「ダメ」という答えです。このような時私たちは、「神様は答えて下さらない」と考えてしまいます。けれどもそれは間違いです。神様は、「ダメだ」と答えておられるのです。ですから、私たちのする事は、神様の御心をしっかりと知り、祈ることが出来るようにと祈り続けることが必要なのです。

 

 祈りは聞かれます。神様が確かに聞いて下さると確信を持って祈りましょう。そのためにも、私たちの心が神様の御心に沿うことが出来るように祈りましょう。